大学教員の仕事

大学教員の仕事は、研究と教育と学生たちにかかわって、社会的な活動もします。
担当クラスのレベルで授業計画を立てるのです。講義期間のスケジュールやプラン、基準を教科書を考えます。学期が始まると毎回の授業内容、宿題、テストの採点、出欠、成績、個別の指導、レポート管理などの採点と評価の提出。

教員に必要なこと

求められる適正としては、その分野の高度な専門知識とスキル、独創性、情報管理の能力などは必要です。
社会常識、倫理観、危機管理能力も備わっていないといろいろな問題に対応できません。
ゼミ担当なら長期間のグループ研究、個別、論文の指導、その他さまざまな相談ごとへの対応もあります。

学生は才能や実際に伸びてきた部分は個人差があるので、それらも頭に入れながら、
TPOにあわせて説明しなければならないスキルも必要となってきます。
それぞれの研究によってかなり変わりますが、基本的には文献調査や実験、
フィールドワーク、学会参加発表、論文の作成、専門書の執筆などが仕事のおおよそです。

研究するための研究費の申請や管理、雇用する助手やアルバイトの管理、
打ち合わせなどの事務にも膨大な時間がかかります。学会、論文審査、依頼された原稿の執筆、
シンポジウムや講演、委員会、専門分野の講義の依頼などの仕事も様々あります。

また、大学のキャンパス、学部などの運営に関することもこなさなければなりません。
学部の中でのセクションのカリキュラムなどの計画や学生向けのガイダンス説明会、試験問題などの企画運営、非常勤や専任教員などの人事、求人なども含まれます。学内のイベントの企画運営、論文の編集、委員会の組織運営、年間予算の管理などの細々したものもあります。個人や学部内のセクションの中での交渉、会議、書類作成がすべてにおいてついて回るのです。

この場合も、事務系のスキルが要求されるので、企画力や書類作成能力、交渉能力などのスキルも必要です。
エクセルやパソコンなどの管理、HP作成能力などのPCのスキルもあると非常に便利です。
非常に多くの人と関わりあうので、協調性がないとなかなか大変な仕事です。

ここにあげた業務をすべていつもやっているわけではありません。
1年を通してウエートは変動します。こういったことをすべて教えてくれたり、評価されることはありませんので、面倒を見てくれる先輩、学習能力のレベルや本人の意識の高さ、やる気でかなり差ができてしまいます。

この職業につくには、一般的に学歴が博士号以上か、その分野での最高額位であること。
大学で非常勤教員などでスタートした人。論文を出版したり、研究発表をしたりした業績などがあること。
出入りが激しくないので、就職は厳しいです。

bungu-note1-16ch大学教員になるには(作成中)
大学教員になりたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。