国立と公立と私立

国立大学と公立大学と私立大学の、それぞれの違いについてまとめました。2550003e7c2d4e6c7e0b9d3ba365e5b3_s

国立大学は、以前は国が設置し運営されていましたが、2003年国立大学法人法の施行によって、
国立大学法人が設置している大学を指します。
都道府県ごとに1つ以上国立大学があり、2013年現在、全国に86校あります。

公立大学は、地方公共団体が、地方独立行政法人法により、
公立大学法人が設置し運営している大学を指します。2013年現在、全国に83校あります。

私立大学とは、学校法人が運営する大学を指し、大学数は非常に多く、
2013年現在、全国に601校あります。
bungu-note1-16ch参考:大学の数について

基本的に、国立大学と公立大学は同じ部分がほとんどです。
しかし、国公立大学と私立大学には大きな違いがあり、入試方法から違います。

違いについて

一般的にセンター試験を受け、個別試験をするのが、国公立大学です。
2つの総合点で合否を決定します。一方、私立大学はセンター試験を受けなくても、
各大学の個別試験で受験する事が可能です。

また、試験の科目数も国公立大学より少なくて済むこともあります。
その他、AO入試や推薦入試などで入れる私立大学も多いです。
国公立大学よりも簡単な試験システムです。受験費用では、センター試験の受験料は、3教科以上は18,000円、2次試験は17,000円です。私立大学では一般的な受験料は35,000円となっています。

入学に対しての難易度は、国公立大学と私立大学で比較するより、大学と学部によって比較する事が重要です。
ただ、全国的に比較すると、一般的に国立大学は難易度が非常に高いですが、
私立大学も大学と学部によっては、国立大学より難易度が高くなる場合もあります。

学費

学費の違いは、一般的に私立大学よりも、国公立大学の方が安いと言われています。
文系と理系によっても違います。理系の場合は、授業料の他にも、実験実習費や施設設備費が発生し、
国公立大学と私立大学によってその金額もかなり違います。

他にも、学会費や保険料なども発生する場合があります。
平均的には、国公立大学は全学部の入学金は28万円、授業料は年間約54万円となります。
一方、私立大学の入学金は30万円、授業料文系は100万円、理系は150万円となります。
しかし、大学によっては金額に差があるので調べる必要があります。

各大学によって授業内容の特色や、学風が違います。
自分がその大学で何を学びたいのか、卒業後の就職先など、
しっかり考え、家庭の経済状況を考慮しながら、大学を選びましょう。