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大学共同利用機関について

日本は以前は世界の中でも優秀な人材がたくさんいて、人材の宝庫と言われてきたのです。大学教育では、高いレベルの研究をやってきました。近年では、日本のレベルが高くなく低くなっていることが大きな問題になっています。ゆとり教育世代になったこともあって、年々学生のレベルが下がっていますから、危機感を持った人も増えています。

そこで、注目されているのは大学共同利用機関です。大学共同利用機関は、各分野の研究者コミュニティーによって運営されています。日本国内や海外にいる人にも門戸を開いて、研究を行ってもらう場所を提供しています。今までは、日本国内に自分が専攻している大学や研究施設がなかったので、海外に優秀な人材が流出してしまったのですが、大学共同利用機関が知られるようになると人材の確保もできるようになりました。

注目されている大学共同利用機関ですが、始まりはどこにあったのでしょうか?

元々は古く、1953年に大学共同利用機関は京都大学の中にあった「基礎物理学研究所(湯川記念館)」が理論物理学者に解放されたのがきっかけです。理論物理学者が「基礎物理学研究所(湯川記念館)」を使いたいという要望が高まったのです。その後、1つの大学や研究施設では研究や学習の機会も少ないし、情報も限られてしまうので、各大学や施設が一緒になって大学共同利用機関を活用することになったのです。日本人の世界的な競争力が落ちてきて、このままだったらいけないという危機感がさらに高くなっていますから、大学共同利用機関の重要性が再認識されています。

アジアの韓国や中国やタイやインドの国やアメリカやヨーロッパからも、日本で研究や学習をやってみたいという学生や研究者がいます。外国からの学生や研究者が日本で学ぶ際にも、大学共同利用機関は役に立ちます。

ノーベル賞をとる研究をやっていく際にも、1つの大学や研究機関で行えることには限界があるのです。幅広く研究をやっていく意味からも、大学共同利用機関は専門性の高い機関なのです。

日本の競争力が落ちてしまうのはよくないという意識はみんなが共有していますから、大学共同利用機関の価値はさらに高まっていくはずです。大学共同利用機関のようなシステムは他の国では採用されていないので、日本が世界に誇る研究や学習を行うのに世界中から大学共同利用機関は注目をされています。日本人の高い能力を引き出すのにも、大学共同利用機関のような施設が必要不可欠です。