大学教員に求められるもの

大学教員にはどんなことが求められている?

大学では、教授法や学習指導法、教員の態度や熱意などなど、教員面々の教育への姿勢や温度差が、教育改善に大きな影響を与えています。
多くの学生は、基礎学力が低下し、学習意欲が下がり、人間力の低下も著しくなってきた中、これまでの教育スタイルでは学生に通用しなくなってきている状況です。

どんな教育内容でも教育方法でも、数十年前のスタイルでは、学生の受容力がない状態で全く通用しないのですよ。
それゆえに、教員に対しての学生の価値観や、気質、能力などに見合った、教育指導能力の開発が求められています。

大学を設置する基準としては、「研究上の業績を有している者」「専攻分野について優れた知識や経験を有する者」としています。
大学における教育を担当するにあたって、ふさわしい教育能力を有している者が、大学教員に適していると言われているのです。

教育上の能力については一切触れておらず、大学の軽量にゆだねられています。
大学教員は固化免許制度がない上に、資格と言う担保がない中で学資力を実現するなど、教員一人一人の教育指導の在り方については、何らかの方向性を決めるべきだと考えられますよね。

スキルや経験は大切なのか

教育指導能力はどのような基準で決まっているのか?
教員に必ず必要なスキルとは?
そういった教員に対するスキルや経験について確立された定義はありません。
ですが、教育の質を保証するには大学教員として兼ね備えるべき、教育力について、責任を問われるわけです。

そこで、スキルや経験が必要になってきますが、今後は学資力の効果を測定する中で、教育力のあり方について様々な研究を重ねて、方向性を見出だし、教員自身が自発的に評価を行っていく必要があります。
その為、いくらスキルや経験があれども、教授法や学習指導法、態度、熱意などに温度差があっては、学生の基礎学力や意欲さえ上がるわけがないのです。

では、スキルや経験ではなく、どういったことが必要なのでしょうか?
具体的にまとめてみようかと思います。
医学教員として教育力を向上させるために、どういった研究を重ねるべきなのかを検証してみましょう。

こういった人柄が理想的

専門分野における学問スキルや知識を得ているというのは最低限の条件とも言えるでしょう。
その他では学資力に対する自己の役割の明確化も挙げられます。
また、教育の目的や意義、方法や評価基準などの基本的な知識の修得などが必要です。

その為に、人材育成に対する教員の役割や教育の目標を共有化でき、かつ社会生活に必要な基礎力から学習相談、人生設計の相談やアドバイスができる人柄が求められています。
また、カリキュラムの革命、教育支援体制などの教育戦略を考えられる人物が理想です。