立教大学

立教大学は私塾から始まった

立教大学といえば、日本の中でも知名度の高い大学として知られています。
この大学は、ウィリアムス主教が築地に聖書と英学を伝えるために作った私塾から歴史が始まっています。
当初はたった数人の生徒でした。
外国人居留地37番という所に完成したゴシック風のレンガ校舎に移転し、立教大学という名称に変更したのが、1907年、専門学校令により立教大学としました。

その後、1918年に池袋に移転し、その時には本館と図書館、紀伊宿舎、食堂などが落成しています。
1922年、大学令によって大学となり、1949年には新制大学として認可されています。

1956年、文学部に日本文学科を設置し、その後、社会学部、法学部などを次々に設置していきます。
1974年には創立100周年という記念を迎え、1978年からは昼間総合大学として初めて社会人入試を法学部に取り入れました。

ウィリアムズ主教とは

立教大学の創立者となったウィリアムズ主教は、1859年に上海に到着、1859年に日本に派遣され、6月に長崎に到着しています。
幕府のキリスト教弾圧の中で、キリスト教布教、伝道に務め、1866年、いったん帰国し、その後、日本伝主教となって大阪を開拓、1874年2月に築地へ立教大学の前身となる私塾を開きます。

1899年、後進に道を譲る事を目的に主教職を辞任し、1895年、京都に移り関西地方にキリスト教を伝道するという役割を果たした方です。
一生涯、このキリスト教伝道という活動を行いました。
1910年、12月、故郷のリッチモンドで81歳の生涯に幕を閉じました。

立教大学は六大学のひとつ

早稲田、慶応義塾、明治、法政、東京、そして立教と、東京六大学の一大学である立教は、建学の精神を自由の学府としています。
見学の精神を端的に表す言葉としてこの言葉を各所に利用しています。
モットーは、神と国のために、この国は、故郷、祖国という意味を持っています。

キリスト教学や、他のキリスト系大学が目指すような、牧師養成の神学を学ぶのではなく、純粋に学問としてのキリスト教を勉強するのが、立教大学の宗教学というものです。
信仰の有無が問われないのは、宗教を学習するという事で学ぶためで、牧師になるなどの目的がないからです。
聖書学等、キリスト教芸術やキリスト教の論理学等、幅広いキリスト教の学習ができる学校です。

ただ、ウィリアムズ主教は関東大震災以降、築地校舎を焼失しても、なお、学校設立に熱意をもって取り組んだ方で、池袋に場所を映してからも、洗礼を受けた信者たちが立教大学に学びたいと多くが立教大に入ってくるという事も少なくありません。

長い歴史と伝統を海外の方が、戦争を潜り抜けつつ守ってきたという事が奇跡のようにも感じます。
その歴史の始まりは海外の方でしたが、その建学の精神は今も日本人に受け継がれているのです。